本日より、登校が再開されました

2020年06月01日

本日より、通常登校となりました。
登校再開にあたり、一斉放送で山本校長より、生徒の皆さんへメッセージが伝えられました。

全校生徒の皆さん、おはようございます。
既に、通知文でお知らせしましたが、5月14日(水)の政府の発表で、静岡県が緊急事態宣言の指定区域から除外されたことを受け、本校では、先週の臨時登校日と、本日からの登校再開を決定しました。また、5月25日(月)には、緊急事態宣言が解除され、段階を追って、日常生活が戻り始めています。登校再開にあたり、皆さんやご家族の不安を少しでも取り払うために、私たち教職員は、出来る限りの対応を考え、準備をしてきたつもりです。そして、本日をとても楽しみにしてきました。ここまでの日々、皆さんと御家族には多くの御理解と御協力を頂き、本当にありがとうございました。

さて、吉村大阪府知事も述べていらっしゃいましたが、新型コロナウイルスへの対応は「ウイルスと共存していく第2ステージ」に入りました。社会においては「感染症への対応を継続しながら、経済活動を徐々に戻していく」ことになります。これは、すなわち学校においては、「感染症への対応を継続しながら、教育活動を徐々に戻していく」という時期に入ったと言えます。具体的には、文部科学省が作成した「新しい生活様式」を踏まえた学校の行動基準に照らし合わせると、静岡県の感染レベルは全3レベル中の「レベル1」相当で、十分な感染対策を行ったうえで、諸活動を実施することになります。これまでの活動は、レベル制限が無い状態が「普通」であったわけですが、登校を再開するにあたり、「レベル1」を意識した活動が「普通」になりますよ、ということです。簡単に言えば、「引き続き、感染対策には注意が必要である。」ということです。感染レベルを逆戻りさせないためには、様々な社会的な活動の場面において、私たち一人一人が「新しい生活様式」の意識を強く持って生活をしなければなりません。従って、学校内でも様々な制限やお願いが必要になります。

5月18日付けの「登校の再開について」の通知文の3番目に記載されていた「本校の新型コロナウイルスへの対応」の項目についてですが、今日までに状況が変化し、現状により適した対応に変更する部分も一部生じています。その部分については、先生方から連絡がありますが、感染対策に注意を継続することに変わりはありません。ですから、皆さんには窮屈な思いをさせる場面が多いと思います。本日からの学校生活で、最も大切なことは、友達や周りの人に対する「気配りや思いやり」になります。そのうえで、皆さんと教職員の健康と安全を最優先し、可能な限りの対応をしていきますので、休校期間に皆さんが培った自立的な力で、御協力を強くお願いいたします。また、感染防止に十分気を付けていても、私たちの誰もが感染者となり得る可能性が あります。これからは、感染症への対応と、社会的な活動の2つを両立させながら、ウイルスと共存を図っていくことを、私たちは意識しなければなりません。感染した人を責めても、そこからは根本的な解決策や、明るい未来は全く見えてきませんし、許される行為ではありません。速やかな回復を願い、感染拡大の防止を図るべきです。なぜなら、感染症の原因は、私たちではなく、ウイルスにあるからです。皆さんには、静岡北中学校・高等学校で活動を共にする1400人の大家族の一人として、「新しい生活様式」を意識しながら、本当に正しい情報をもとに、一人一人が互いの立場に立ち、励まし合い、支え合って欲しい、と強く願います。

最後になりますが、6月~8月までの学校行事計画の主な変更についての通知文を本日配布します。この期間の変更は、臨時休校が約2ヶ月続いたことから、授業数確保を最優先としていることを御理解ください。また2・3学期の学校行事計画については、改めてお知らせします。今後も、状況に応じて対応していきますので、変更や追加もあり得ることを承知しておいてください。
では、本日から学校生活の再スタートです。教室での学びを再開できることに、私たちは改めて感謝し、一人一人が健康に気を付け、まずはこの生活に心と体を慣らしていきましょう。そして、「気配りや思いやり」を大切にし、楽しく充実した時間を一緒に過ごしていきましょう。
以上

静岡北中学校・高等学校 校長 山本政治

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