中学生の頃から毎日の予定や学習内容を記録し、自分の時間の使い方を見直す習慣ができました。担任の先生が毎日目を通し、励ましや助言をくださったことで、計画的に行動する力が身についたと感じています。その力が受験勉強や今の大学生活でも大きな支えになっています。

Q.現在どのようなことを学んでいますか
A.基礎医学の一環として人体解剖実習に取り組み、教科書では学びきれない人体の精密さや奥深さを実感し、命の尊さを改めて感じています。今は健康な状態の身体の構造や機能を学んでいますが、これから病気の発生メカニズムや治療法について学ぶ段階に入ります。臨床につながる学びが深まっていくことにやりがいを感じています。

Q.将来はどんな医師になりたいですか
A.確かな医学知識と技術を持ち、信頼される医師になりたいです。目の前の症状だけでなく生活背景や気持ちにも目を向け、一人ひとりに最適な医療を提供できるよう努力したいと考えています。医療は日々進歩しており、より良い医療を提供できるよう自己研鑽を怠らず、チーム医療の一員としても貢献できる医師を目指しています。

Q.理想とする人物像・医師像について教えてください
A.誠実で優しい人です。誠実でいるということは、揺るがない一本の軸を持つことであり、一方で優しさは、相手のためにその基準が時と場合によって変わるのではないかと感じます。両立するのは難しいと思いますが、それでも誠実さを軸にしながら、優しさも大切にして、患者さんに寄り添える人間になりたいと考えています。

［プロフィール］
中学2年生の時、担任の先生からの「あなたを待っている人がいる」という言葉がきっかけで、将来を深く考えるように。人の命に関わり、力になれる医師という職業に強く惹かれ、浜松医科大学医学部医学科に進学した。